前回の記事で、自己表現と脳の統合について思ったことを書きました。
自分の思い描くアイデンティティを言葉で表現するには右脳でイメージして左脳で表現する必要がある、ということでした。
通常ブレインジムで学ぶダイナミックブレインのモデルでも、望ましい学習のスタイルは、右脳でインプットした内容を左脳で記録しアウトプットする流れとなっています。
学習というのは勉強というより、広い意味での学びなのですが、初めは大局を見て学びを始め(右脳)、その後必要に応じて細かい視点を持ったり、言語化したり表現するのも左脳のお仕事になります。
では、脳の中での学びは常に右脳→左脳なのか、と思っていた時、左脳→右脳もあるのではないか、と昨日ふと思ったのでシェアしてみます。
これは、昨日冬至にあたって、これからの1年のわたしのテーマを考えた時、やってくる流れを信じて受け止める、ということがわたしの新しい挑戦ではないかと思いました。
これまでのわたしは、目標があったとき、行動するのが信条でした。
もちろん行動は大切なのですが、この場合、自分の頭で考えたことを実行する、ということなので、目標や計画が定まらないと、あるいは何かネガティブな感情を抱いてしまうと行動ができない、ということがありました。
この時の行動は男性性(左脳)に基づいています。 でも、女性性(右脳)は、まず受け止めるんですね。
どんな流れがやってくるかわからないけれど、受け入れてみる。そうしたら、思わぬ方向に導かれ、次の流れがやってくる。
冬至の昨日、ある方からお誘いを受ける機会がありました。
わたしはそれほど強く望んでいたわけではなかったので、始めは必要ないと思ってお断りしようと思っていたのですが、もしかしたらこれは何かの流れかもしれないと思い、受け入れることにしました。
そしたら、やっぱりそうして良かったんだなぁという気づきがあり、流れを信じて受け止める、というテーマが確信に変わりました。
家に帰ってから、急に「引き寄せの法則」が気になり本を開いてみました。
この「引き寄せの法則」は2007年に発行された有名な本ですが、当時先が見えなくて道に迷っていたわたしのバイブルでした。
シリーズ化され、どれも夢中になって読みました。
最近は、思い出すことが少なくなっていましたが、昨日気になって確認したかったのは、「創造の三つの段階」というお話です。
本によると、創造には三つの段階があるそうです。
第一段階:求める(何を望むのか?)
第二段階:応える(こちらは願いを叶える宇宙の仕事だそうです)
第三段階:「許容・可能」にする(望むものと自分の波動を一致させ、望むものを引き寄せる)
第一段階:求めるというのは、誰でもやっていることで、第二段階も宇宙は豊かさに満ちているのでエネルギー上では即時に実現しているということですが、問題は第三段階なのですね。
ここが、できていないと、どんなに求めても、引き寄せは起こらない、実現しない。そして、第三段階についてこうも書いてあります。
{真に「許容し可能にする」とは、人が何をしようと、自分自身はバランスをとって自分の喜びを感じていることだ。}
「人が何をしようと」の部分は、前後の文脈より、目に映る現状がどうであっても、ということを指しています。
つまり大事なのは、現状どうあれ、自分自身はバランスをとって喜びを感じていること、なのですね。
大きなものを望んだ時、その状態からかけ離れた現実を見ると、ネガティブな気持ちになったり、やる気が起きなくなってしまうものです。
目標を立てても、どうせ無理、と心の底で叫んでいたら、そちらの声が勝ってしまい、積極的な行動を取ることは難しくなります。
本の中で、ネガティブな気持ちになるのは、エネルギー上、波動上では実現しているのに、自分自身がその現実化を「許容・可能」にしていないことが原因だと書かれています。
そこで、目標を立てたら、あるいは、何かを望んだら(左脳)、まず大事なことは引き寄せたいものに向かって自分のバランスや感情を整える(右脳)、ということになります。
言い換えれば、左脳→右脳で統合する、ということになるでしょうか。
「引き寄せの法則」の本には、バランスが整っていない状態で、欠乏感から行動しても、満足は得られない、と書いてあります。
ではバランスを整えるためにどうするか、と考えたときに、ブレインジムは非常に効果的なツールではないかと思いました。
目標を立てた時、からだの状態をまず見つめますが、このとき、ぎこちなかったりする自分の状態に気付くことが、「ありのままを許容」している状態になります。
次に、右脳と左脳を統合するための簡単なエクササイズをすることで、いつの間にか気持ちはすっきり、心もからだも整っていきます。
そしてすぐに何かを行動に移さなくてもいいんです。
しばらくはそのままで、あるいはただエクササイズを続けているうちに、何かをしたくなったり、それに関する情報が次第に集まってくる、ということが起きるのだとも思います。
この時、脳の統合が起きて、望む状態が引き寄せられてきた、望む状態が現実化することが「可能」になったということなのでしょう。
このように、ブレインジムの可能性は無限大だと思っています。
興味を持たれた方は、是非一度セッションにお越しください。