今ここ、ワンネスとMetamorphic Technique

今日も引き続きMetamorphic Techniqueメンバーズミーティングで議論した内容をシェアします。

 

最近オーラソーマを始めとして、「二極の統合」というキーワードをよく耳にします。

 

すべての物事には相反する二つの要素から成り立っている、ということで、陰と陽、男性と女性、光と影、などあり、これらを統合する時代に入っていて、どちらかに行き過ぎている場合はバランスを取ることが求められている、と。

 

この観点と関連してMetamorphic Techniqueで考える、Subjective Consciousness (主観的意識)、Objective Consciousness (客観的意識)の違いについて復習しました。

 

「主観的意識」とは、二元化している状態、つまり、セッションではあなたとわたし、プラクティショナーとクライアント、が向き合っています。

 

これは、時間と空間で制限された3次元の世界で見られる形態であり、この時主体となっているのは「思考」です。

 

思考は過去の経験をもとに作られているので、自分だと思っている意識が実は家系や環境からダイレクトに影響を受けていることが多いです。

 

また、物質化した世界では、物事の現実化もゆっくりです。

 

これに対して、「客観的意識」とは、一元化している状態、ワンネス、つまり、セッションでは、あなたとわたし、プラクティショナーとクライアントの意識は一つになっています。

 

プラクティショナーがクライアントを癒す、というあり方ではなく、この二人が出会い、ワンネスを意識した時間を過ごすことで、意識は時間と空間を超えた次元につながります。

 

この次元の波動は高く、物事の現実化は瞬時に行われます。過去のパターンに基づかない新しい創造が起きる可能性があります。

 

受胎の瞬間、男性性と女性性が融合して全体の世界となり、創造が起きる、という話を前回のミーティング時に聞きましたが、ワンネスが起こると、このような創造を起こせるのですね。

 

ではあなたとわたしが一つになるとは、具体的にどうするのでしょうか。

 

この次元では過去は関係なく、常に「今」が大切なので、いま起きている事実、セッションであればクライアントの状態に目を向けます。

 

しかしそれを悪いこと、治すべきこと、ととらえるのではなく、単なる事実として認識するのみです。

 

オーラソーマで最近よく出てくるキーワードは「マインドフルネス」。ジャッジせずに気づいている状態。

 

Metamorphic Techniqueでもこのことを言っているようです。

 

以前、Metamorphic Techniqueのワークショップで問いかけられた言葉がありました。

 

どうすべきか迷ったら、心にこう問いかけなさい、と。

 

Does it feel right for me? 「わたしにとってそれはしっくり来ますか?」

 

そしてその答えは以下のいずれかとなります。

 

Yes, No, I don't know. 「はい、いいえ、わからない、と感じる」

 

ここで大事なことは、わたしがどう感じるか、ということであって、わたしが感じることが、正しい答え、ということになります。

 

セッションであれば、セラピストが知識が豊富で何でも知っているのではなく、知っているのはクライアントの方で、クライアントの方が答えを知っている。

 

セッション以外でも、誰でも自分の中に、頼るべき権威となるものがあって、それを大事にするように、という教えでした。

 

感じるというのは、「今」起きていることなので、この時もたらされた答えは、思考(過去のパターン)を超えた叡智から生まれています。

 

言葉にすると難しいですが、ただからだの感覚に意識的になれるMetamorphic Techniqueではとってもシンプルなセッションを行います。

 

興味を持たれた方は是非セッションを受けにいらしてください。