今日はわたしの誕生日で、穏やかな一日を送っていますが、誕生日前の昨日、いろいろと思うことがあったのでシェアしたいと思います。
Metamorphic Techniqueでは、胎児期の経験がその後の人生で展開されるパターンに直結するという考え方をしますが、特に誕生時の経験が、その人にとって行動するときのパターンに密接に関わっているとされています。
難産だった人は、行動するのにも時間がかかるとか、誘発分娩を行った人は、行動するのに手助けが必要となるとか、足から生まれたりスムーズに生まれた人は、とにかく行動が早いとか・・皆さんの誕生の経験はいかがでしょうか。
わたしの場合は、誕生の前にへその緒が首に巻き付いていた時期があったのですが、そうすると行動するときに息が苦しくてパニックになってしまうとか、逆子だったときもあるので、そうすると行動するのにためらいがちになるとか、を聞いて、なるほど当てはまるなぁと思いました。
この行動、というのは、日常の行動というよりも、自分にとって人生を変えるような重大な行動を指すようです。
そういう時になって初めて自分の生まれ持ったパターンを認識するようになるようです。
さて、わたしは先週から3月末で退職する仕事の引き継ぎと、4月以降の仕事探しを同時進行で行っていて、あまりの非日常な忙しさにパニックになりそうになっていました。
特に引き継ぎに関しては、1ヵ月では引き継げないほどの膨大な仕事量にも関わらず、引き継ぎ作業は会社を去る私に一任されていて、後任の方は
他の誰からもサポートを受けていない状態。
しかもこの会社は完全リモートでの仕事を行っているので、引き継ぎはすべてオンラインで行わないといけないのです。
派遣社員のわたしは、実際のところ後任の方を教育する責任もそれに対する報酬もなく、むしろ自分自身の仕事を見つける方が先務なのですが、野放しにされてただ引っ切りなしに舞い込むメールに圧倒されている後任の方を見ていると、ちゃんと引き継ぎをしないといけないような気持ちにもなります。
これまで働いてきて、派遣社員の仕事とは思えないほどの業務量に怒りを感じ、苦しさを感じ、このような生き方を変えたいと思って決めた退職。
同時にこれは会社の問題だけでなく、そのような仕事を引き寄せてしまった自分自身の意識に根本的な原因があり、それはカルマ的な根深い問題であることにも気付いていました。
今回の引き継ぎにあたってこの状態がまた浮上し、苦しくなり、昨日も日々の急ぎの仕事をこなしつつ、引き継ぎするための段取りを考えないといけない状態に軽いパニックを起こしそうになっていました。
その苦しさを感じたのが誕生日の前日であることを考えた時、あぁ、これは自分のパターンに関係しているのかもしれないな、と思いました。
わたしは生まれる前も苦しくてパニックになっていたのかもしれない、と。
そして夕方何とか予定通りにその日の引き継ぎを終えてほっとした頃、一本の電話がかかってきました。
その前日面接を受けていた会社に決まったとの連絡でした。
その仕事は、忙しくて苦しい現在の仕事よりお給料も高く、残業もないお仕事なのです。
わたしはもう、必要以上に頑張って報われないパターンを手放したいと思っていました。
同時に、完全在宅で忙しいながらも安定した仕事を手放すことにも不安を感じていたので、自分が満足するような仕事が決まるかは実際のところ一か八かの賭けでした。
先日この会社の面接に行った時、今の会社より心に余裕のある雰囲気に涙が出そうになりました。
世の中には苦しいだけではない世界もあるのかもしれない、と感じ、誕生日を迎えた4月からは、もっとゆったりとした生き方をしたいと改めて思いました。
Metamorphic Techniqueでは、変容が起きる前は、過去のパターンを精一杯生きて直面するしかない時期があると習いました。
それを生きてこそ何か新しい展開がやってくるのだと。
だから、これまでの苦しい生き方もわたしのパターンに直面するための必要な道筋だったのかもしれません。
そして今日誕生日を迎え、会社を休んでお気に入りのサロンでトリートメントを受けて過ごしました。
セラピストさんはわたしの目指すようなゆったりとした心のあり方で施術をされる素敵な方です。
今年は新しい会社の仕事とともに、この方のようなゆったりとした態度で、セラピストとしてのキャリアを本格的にスタートしていきたいと思いました。