水星逆行中は以前関わった方と連絡を取ったり復習をするとよいと言われていますが、昨日面白いことがありました。
昨年10月にオンラインで受講したオーストラリアのキネシオロジーのコースHuman blueprintの講座の先生からメールがあり、当時先生に送っていたメールを今発見した、ということでした。
コース終了後学んだ内容を、オーストラリアブレインジム協会に単位として認めていただくためにレポートを提出する必要があり、そのレポートを習った先生にも参考までにお送りしていたのですが・・・特に返信はなく、コメントを期待していたわけでもなかったので、半年以上経ってたまたまメールを発見していただいたと聞いて驚きました。
そのコースを受講するきっかけが、感情的に苦しい出来事を経験したためだったので、自分の思考や感情のパターンが、先祖代々引き継がれていたプログラミングとして自分の遺伝子に埋め込まれていた、という内容を学んでとても浄化される経験でした。
あれから日数が経った今、当時の経験を乗り越えられている自分に改めて気付きました。
せっかくだったので自分で書いたレポートを読み返してみたところ、ここ数か月の間に経験した仕事上での試練に関連して、あっと思うことがあったのでシェアします。
レポートには、キネシオロジーのセッション後、セッションで扱った内容について現実世界でちょっとした試練を経験することがある、と書いてありました。
それは、セッションの中では乗り越えられたことになっているものを、現実世界で実際に経験することによって、学びを統合して、新しいパターンを定着させるためだそうです。
ですから、たとえそれが試練に感じられたとしても、それは前に進むためのプロセスとして受け止める必要があり、そうすればきっと確かな成長につながると書いてありました。
思えば、今年の2月、退職前の引継ぎと転職活動を始めるにあたって、ブレインジムのセッションを毎週受けました。
改めてブレインジムの26のエクササイズを実践することを習慣化するようになって、わたしは大分肉体的にも精神的にも強くなったと感じました。
その勢いで、スムーズに転職先が決まり、退職を迎えたわけですが、その後に信じられないほどの苦しい経験をしました。
あの試練は何だったのか、と今でも思うことがありますが、こうしてそれを乗り越えてみると、わたしはブレインジムのセッションで学んだことを現実の中で強化していったんだなと思います。
この話は、セラピーとは何か、ということにつながるのですが、オーラソーマのボトルを使う過程や、Metamorphic Techniqueのセッションを受けた後にも、このような試練が起きることがあります。
セラピーは楽になりたくて、癒されたくて、受けにいらっしゃる方が多いと思うので、必ずしもそうならない現実を経験されると、何か恐ろしいことが起きてしまったのではないかと不安になられる方もいらっしゃることでしょう。
わたしも、自分の経験からも、周りの方の経験からも、このような出来事が起きた時、どう受け止めていいのか、答えに窮したことがあります。
でも、今回起きた出来事を改めて振り返ってみて、新しいステージに移行するとき、古い自分の殻を脱ぎ捨てるために、膿を出すかのように、このような一見ネガティブと思えるような出来事を経験することがあるのだと思うようになりました。
渦中にいる時は、ネガティブとしか思えなくても、その先にあるポジティブな未来にきっとつながっていることを信じて一歩ずつ歩んでいけばよいのだと思います。
Metamorphic Techniqueでは、変容について、芋虫から蝶へ姿を変えるようなものだとたとえられます。
それは自然なプロセスではあるけれど、全く姿かたちを変えるとき、そこには痛みが存在するかもしれません。
その痛みに抵抗してしまうと、変容という目的を見失ってしまいますが、大事なことはより大きなプロセスを信じること。
以前、Metamorphic Techniqueのオンラインミーティングの中で、変容するためにはマインドフルネスの精神で、出来事をありのままに受け止めればよいとは言うものの、実際には何もしないでただ待っていればよいものではなく、多少のリスクを冒した時にこそ変容が起こりうるというようなことを発言していた方がいらっしゃいました。
多少のリスクを冒すときこそ、予期せぬ出来事が起きるので、その時こそそれを受け止めることによって変容に導かれる、ということだと思います。
自分の中が、新しい思考や感情のパターンに満たされれば、以前のような苦い経験を繰り返すことはなくなっていくのでしょうが、古いパターンが存在する限りは、その苦い経験こそが変容のきっかけとなっていきます。
だから、セラピーを受ければ、楽に変容できて、現実が変わる、というわけではなくて、これから起きうる出来事のために、準備して下地を整えておく役割を果たすのだと思います。
準備ができていなければ、新しいことが起きた時、動揺して、立ち止まってしまったり、迷路にはまりこんでしまうこともあるかもしれません。
でもセラピーで何らかの準備をしていれば、一時的に苦しくても、きっと時間とともに、次のステージへの道が見えてくるのだと思います。
思えば20代の頃、美容の世界を志して一念発起して会社を退職したものの、新しい環境で自分を見失い、長い間次の一歩を踏み出せなかったことが
ありました。
今回も一時的に同じようなショックを受けたけれど、苦しいときには周りに助けを求めたりしながら、比較的短期間で乗り越えることができました。
当時はセラピーの存在を知らなかったけれど、セラピーとはこのために存在しているのだと理解できるようになった経験でした。
不安だけど新しいステージに進んでみたいと思っていらっしゃる方は、まずセラピーで準備をしにいらしてください。