前回の投稿から1ヵ月が経ちました。この間、前職を退職し、その直後に新しい会社で引き継ぎを受け、新旧が一気に切り替わった忙しい日々でした。
連休をゆっくり過ごし、やっと生活が落ち着いたような気がしています。
そして、先週から長い間受けたいと思っていた、ブレインジムの上級コース「クリエイティブビジョン」をオンラインで受講しています。
講師はニュージーランドの方、毎週日曜に3時間ずつ8週間行います。
さて、この「クリエイティブビジョン」のコースは、見ること、ビジョンについて左脳的なアプローチで学ぶ、と聞いたことがあります。
ブレインジムで同じく見ることにアプローチする「ビジョンサークル」のコースでは、五感を大事にしながら、見ることによって世界をどう感じるか、という、感覚的な部分にアプローチする印象がありました。
目は心の窓、世界の窓であることから、目をリラックスさせることにより、目に映る世界も、そして外の世界と自分との関係も広がっていく、というような経験をしました。
そんな遊びながらの楽しい「ビジョンサークル」に対し、こちらの「クリエイティブビジョン」は目で見る世界のベースになっている思考にアプローチしていきます。
私たちは目でものを見ていると思っていますが、実際に見たものを認識しているのは脳なので、見たものの解釈も脳の中でどんな思考が優勢になっているかによって異なるのだそうです。
だから、目の使い方、どうやって物事を見ているか、の部分に意識的になり、そこにバイアスがかかっていたことに気づくことにより、見える世界が変わっていくだけでなく、自分の現実もしっかり変わっていく、という経験をしていくコースだということです。
実際に現実を変えたい人が、このコースに興味を持ったり、見ることに対して何らかの困難を抱えていた人が、「クリエイティブビジョン」のセッションを受けることによって、本当に世界が変わっていくような経験をする人がいるそうです。
目の使い方は、首やからだ全体の動かし方と同様、小さい頃身に付けた習慣のまま大人になってもそのまま固定されてしまいます。
特に、まだ目が完全に発達していない子どもたちが学校に入って文字を読む機会が増えることによって、片目で読んだ方が楽、と学んでしまうとそのような目の使い方をしてしまうようです。
私もからだのバランスが崩れたと思って整体の先生に見ていただくと、首の位置がおかしくて、それは目の動かし方が均等でないことが原因だとよく言われていますがなかなかそれを意識的に変えることは難しいです。
目の使い方がからだのバランスにつながっていることを知るだけでも驚きましたが、さらにそれが自分の現実を形作っていると聞くと、本当に自分の人生が幼いころに身に付けた様々な習慣や癖のようなもので形成されてしまっているのだと驚かされます。
今日のセッションのテーマは、「焦点を定めること」でした。
からだの後面の筋肉が緊張すると焦点を定めることが難しくなり、そうすると文字を読んだり集中したりすることが難しくなるほか、目標を定めたり決断したり、何か行動を起こす、ということも難しくなります。
わたしは自分が本当にやりたいことをやろうと思うと、途端に目線が定まらずどうしてよいかわからなくなるところがあるので、「自分の道をはっきりと見て、前に進む」という目標を立てました。
この状態でからだがどんな状態か、目の見え方はどうかチェックしてみると、
・左右のバランスはからだが左に偏る。
・上下にからだを動かすのがぎこちない。
・前後にからだを動かすと後ろで固まりやすい。(尻込みしている)
・膝の裏、仙骨などからだの後面が固まっている。
・近距離の視野に何かが飛び込んでくると不快に感じる。
からだが緊張している状態だと、神経の流れも滞り、楽に目を使うことが難しくなります。
次に、この状態がどんな思考パターンと関連しているか調べてみると、次のような表現が心地悪く感じました。
・「未来は明るい」
・「変化にオープンな気持ちでいる」
つまり、未来や変化に抵抗があるから、はっきりと見たくないと思っていることがわかります。
この状態で、いくつかブレインジムのエクササイズを行ってみると、だんだんと前向きな気持ちになることができました。
今日の宿題は、外に出て、いろいろなものを見て感じること。
実際に授業後に外を歩いてみると、今までいかに視野が狭い状態で歩いていたかわかりました。
そして積極的にものを見ようと思ってみると、見える世界に意識的になり、こういうものが見たい、こういうものは見たくない、というような感覚がクリアになってきました。
狭まった思考、外に対して何らかのネガティブな感情があると、からだも防御するために緊張し、その結果目を楽に自由に動かすことが難しくなり、見える世界が限定されます。
この数か月間厳しい現実に直面した経験を経た今、このレッスンを続けることにより、世界はもっと明るいと信じること、見える世界に自分を開いて、明るい世界につながっていく、というようなポジティブな循環に移行できたらいいなぁと思っています。