先日脳のキネシオロジーのセッションを受けに行きました。
最近仕事を覚えるのが難しくなったこと、そもそも今年は2度も続けて派遣切りに遭ったのですが、その根本原因が発達障がい的な問題であることに気づいたからです。
資料を読んだり、新しい仕事の手順を覚えたり、マルチタスクをするといったことが以前より難しくなり、仕事の後の疲れが抜けないようになってきています。
元々ストレスが多く忙しい仕事を辞め、時間を取りやすい仕事に移行したいと思って転職したのに、なぜか以前よりずっと仕事で苦労している状態が続いています。
挙句の果てには乳がんまで見つかってしまい、いよいよ自分に合った環境について考えないといけないと思いました。
もっと自分にとって楽な道に進みたいのに、苦しいと感じている今の仕事を手放すこともできない私。なぜそのような矛盾の多い人生を歩んでしまっているのでしょうか。
そこで筋反射テストを使って調べていただくと、今のような苦しい仕事をしている自分をイメージすると自分軸が安定し(からだが揺れなくなる)、もっと楽しい本当にやりたい仕事をしている自分をイメージするとからだがぐらぐらしてしまうことがわかりました。
苦しくても辛くても、今の仕事をすることによって私は安心・安全・安定を手に入れているのです。
では、どうして他の道を選べないのか、調べていただくと、「恐怖麻痺反射」が出てきました。
恐怖麻痺反射とは、胎児~乳児の発達段階で現れるからだの反射的な動き=原始反射の一つで、本来は発達段階で統合されていくものですが、何らかの原因で大人になっても持ち続けていたり、人生のある時点で発現してしまうことがあります。
その中でも恐怖麻痺反射は受胎後数週間後に発現する最も土台となるもので、からだがまだ細胞レベルでも危険を感じたら身を守るためにフリーズするような反射的な動きです。
妊娠初期から中期にかけて統合されるものですが、先日のセッションによると、妊娠34週目に母に何らかのストレスが生じたことにより、胎児の私は完全に固まってしまい、人生は危険なものという考えが自分のパターンになってしまったということなのです。
人生に常に危険を感じからだを硬直させていて、誰かに否定されることに強い恐怖を感じ、困難を避けるために行動自体を避けている。
実際に何か大きなストレスに出会うと更に恐怖で固まり動けなくなる、というようなパターンを繰り返してしまっている、というのは納得のいくことでした。
胎児の間にほぼ発達が完成する耳、聴覚に大きな負担がかかりやすくなっているのはその時から継続しているようで、新しい環境でいろいろなことを経験するうちに、からだが恐怖のあまりサバイバルモードになってしまい、
聴覚がブロックされる→記憶ができなくなる
外から聞こえる音・声によって脳が混乱し視覚がブロックされる→視野が狭くなりミスをしやすくなる
というようなことが起きているようでした。
聴覚をブロックするようになった原因は育った環境にもあるようで、自分を否定するようなネガティブな言葉を聞きながら育ったこともあるようです。
そして、外から聞いたネガティブな言葉はいつの間にか内なる声(自分に対する言葉がけ)となっていくわけですが、前の会社で人から攻撃された経験により、ますます自分で自分に対するネガティブな言葉がけを強化している状態のようでした。
そうやってネガティブな思考が潜在意識に深く染みわたると、それがもたらす現実もネガティブなものとなり、ポジティブなものを引き寄せたいと願っても、なぜか自分にとって苦しい道に進み続けてしまっているようでした。
今回のセッションではキネシオロジーに基づくバランス調整をしていただいたのですが、では、他にはどんなセッションが可能か、と考えた時に、生まれる前の期間の記憶や体験にフォーカスするMetamorphic Techniqueがやはり助けになるのだろうと、セラピストとしての私は深く納得したセッションでした。