私はオーストラリアブレインジム協会に所属しており、毎月メンバーとの勉強会に参加しています。今月のテーマは迷走神経について、Jさんから学びました。
迷走神経とは12ある脳神経の内の一つですが、その中で唯一、頭より下の臓器(副腎を除く全て)に長く走っている神経です。
リラックスすると優位になる副交感神経の働き(呼吸・消化・排泄・血圧)に関係しています。腹側の迷走神経が優位になり、ポジティブな感情で満たされます。
ストレスがかかると背側の迷走神経および交感神経が優位になります。ストレス反応が起き、ネガティブな感情で満たされ、免疫力も低下します。そうすると、以下のような症状が起きやすくなります。
• 慢性疲労、抑うつ、不安
• アルツハイマー症、パーキンソン氏病、
• 心疾患、糖尿病、喘息
• 頭痛
• 自己免疫疾患、肥満、がん、ADHD
• 腸の慢性疾患(過敏性腸症候群等)
この1年ストレス続きだった私が患った乳がんとADHD(集中が難しくなった)はまさに当てはまります。
迷走神経は、免疫に関係する脾臓、胸腺、腸(免疫システムの7-8割を占める)の働きに関わっており、ストレス過多な状態が続くと、迷走神経とこれらの臓器とのつながりが切れてしまいます。その結果、免疫力が低下し、炎症の慢性化→病気発症となってしまいます。
ここでいうストレスとは、子ども時代のトラウマ、感情ストレス、自分との関係、他人との関係などあらゆるものを含み、小さい頃ストレスに晒された経験があると、その後の人生でのストレス耐性も低くなってしまいます。
Jさんの資料の出典となったEva Detko博士の説によると、腹側の迷走神経が優位になったとき、“rest-digest-detoxify- heal”(休息するー消化するー排毒する⇒癒しが起きる)という流れになるそうです。
驚いたことに、先日ブレインジムの上級クラス「クリエイティブビジョン」で私のからだは上記と真逆の「休まないー消化しないー排泄しない」が標準設定となっていたことに気づきました。
そこで、迷走神経の働きを高めるために、自分でできることは、深呼吸、日光浴、瞑想、自然の中を歩く、歌う、笑う、ヨガ、エクササイズ、リラックスして「感謝の心を持つこと」
プロの手を借りる場合は、マッサージ、クラニオセイクラルセラピー(頭蓋仙骨療法)などです。
Jさんは最後に、自分を愛し大事にして、最高の自分を生きること、Create the life you want to be living! =生きたい人生を創造すること!が大事と締めくくっていました。
いま私は生きたい人生を創造する第一歩を踏み出しました。今すぐ人生を変えられなくても、できることから変えていく。
そして、同じように人生を変えたいと願う方々に、役に立つようなセラピーをご提供していきたいと思っています。