乳がんと診断されて以来、自分の生活の見直しや今後の方針を決めるために各国の先輩セラピストに相談しています。
その中で、お二人もがん経験者だったには驚きました。皆さんそうやって様々な経験をされて強くなられているのだと思いました。
今日はそのお二人からいただいたアドバイスをご紹介します。
1人目は、イタリア人ヨガインストラクターのPさん。この方はMetamorphic Techniqueのプラクティショナーでもいらっしゃいます。
10代でがんと宣告され、その3年後に手術を受けたそうですが、そのことがきっかけでヨガを始められ、以後ヨガがご自身の精神的なサポートに
なったそうです。
Pさんのメッセージは:「癒しとは、自分の中心に向かい、自分自身、自分の心とからだを発見していくプロセスです。自分の思考を見つめ、注意深く選択していくことが大事です。」
2人目は、マタニティリフレクソロジーの師匠イギリス人のJさん。昨年乳がんと診断され、治療を受けたそうです。ご自身の経験を振り返り、がんとなった原因について気づいたことをシェアしてくださいました。
「私にとってがんになった原因は、[自分は十分でない]という気持ちや、家族を養い、事業を続けるために男性性を発揮して権力と戦っていたことが関係しているように感じています。がんの背景には感情ストレスがあり、それが解決されたとき、がんの問題も解決するでしょう。これは、原因を解明し、自分のニーズの優先順位をつけるためのレッスンなのですよ。」
Jさんは、Jerry Tennant博士の動画を見ることを勧めてくださいました。
Jerry博士はアメリカ人の眼科医ですが、治療中に患者さんのウイルスに感染し、脳炎を発症したそうです。治癒するための治療法がなく、仕事をすることができなかった長い間、ご自身で病気の原因と治療法を研究されたそうです。
感情ストレスがどのように病気につながるか、心とからだのつながりについて、わかりやすい説明がありました。
それによると、体内には電気回路があり、それは電圧として測ることができるほか、東洋医学的には経絡の流れと関係しているそうです。
からだの周りには磁場があり、感情的なストレスを受けると、この磁場にその感情や記憶が閉じ込められ、乱れることにより、体内の電気回路の電圧が下がってしまいます。
通常からだの電圧は-20mV~-25mVで、体液のpHだと正常範囲の7.35~7.45に相当するようです。そして、がんが発生する箇所の電圧は+30Vとのことです。
細胞がダメージを受けると、からだは自然治癒力として-50mVの電圧で新しい細胞を作ろうとします。そのために一時的な炎症が起きるのですが、細胞の修復に必要な電圧が足りないと炎症は慢性疾患に発展してしまいます。
電圧が下がると細胞内の酸素も減ってしまいます。酸素はウイルスの活動を抑制する効果があるので、低酸素の状態だとますますウイルスにとっては活動しやすい状態になってしまいます。
電圧の話は難しいので、わたしは大まかにしか理解できていませんが、病の原因が感情ストレスであることを科学的にアプローチした理論はわかりやすいと思いました。
ストレスがからだによくないことは誰もが知っていることですが、一方で生きていくうえで感情が乱されるような出来事に遭遇することは避けられないことでもあり、生じた感情をきちんと処理し昇華することが大切なのだと思います。
わたしはなぜがんになったのか、今年経験した出来事は勿論のこと、もともと持っていたストレスパターンの発生が誕生前に遡ることを知ったのは驚きでした。
こんなに壮大な問題を完全に解決することは大変な道のりですが、それでも目を背けず少しでも解決に向けて振り返り、行動を改め、自分の感情や思考に意識的になることが大切なのだと思いました。