先週の月曜日、乳がんを告知されて再開を決めていたヨガのレッスンを受けました。
以前ご紹介したブレインジムインストラクターのJさんに、最近病気が見つかったと伝えたら、勉強会で学んだ内容の中からいくつか実践するといいですよ、と言われ、その中にヨガが入っていました。
先生は、1年以上前に何度かオンラインでレッスンしていただいていたイタリア人のPさん。
わたしが大事にしている「Metamorphic Technique」のプラクティショナーでもいらっしゃり、資格を取る前イタリアでセッションを受けたこともありました。
Pさんに、がんになってヨガを受けたい、と話したところ、Pさんもがんを経験したというお話でした。
それでもう少し詳細をお聞きしたところ、10代の頃からいくつかの臓器にがんが発生する遺伝性の病気を患い、繰り返し手術を受けたそうです。
余りに辛い試練の中、感情面・精神面のサポートの拠り所としてヨガを始められたそうです。
Pさんの言葉はいつも含蓄があると思っていましたが、それなりの人生経験をされてきた方ゆえなのだと思いました。
さて、Pさんのレッスンは1時間半。人生の試練においてセンタリングし、内面に平和を感じることができるよう、デザインされています。
具体的にはひたすらゆっくりした動きを繰り返しながら、呼吸を通して自律神経を整え、左右の脳の統合を目指します。
体操というより、瞑想に近い内容でした。始める前は仕事の後で頭がぐるぐるしていたけれど、終わるころにはすっかりからっぽになり心地よい気分でした。
そして、翌朝はすっきりと目覚め、仕事もスムーズにこなすことができました。
しかし、次第に忙しい仕事をこなすうちに、胃の神経が過剰に反応し、その後今日に至るまで数日間も胃の調子が悪い日が続きました。
セラピーでもよく起こる「好転反応」だと思いました。
呼吸や背骨を意識することで、自律神経に働きかけているということですが、自律神経である交感神経・副交感神経のバランスを整えるプロセスで今まで持っていた交感神経優位のパターンが活性化されたようなのです。
胃が痛くなり、吐き気がして、だんだん食事をするのも難しくなりました。
そしてその頃カレンダーを見れば双子座満月。今回の双子座にはすぐそばに火星が見えていました。
わたしが習ったクラニオセイクラルタッチの考え方では、12星座と12の脳神経を対応させるのですが、双子座は迷走神経に関係しているのです。
迷走神経はまさに、呼吸・消化・排泄に関わる長い神経で、生命維持に欠かせない機能です。
そして、オーラソーマのボトルでは対応する色はレッドであることからもこの迷走神経がいかにサバイバル反応に関係があるかがわかります。
自分が生まれながら、あるいは幼少期に身に付けた生きるためのパターンがからだにもっとも現れやすいのが迷走神経が支配する部分なのですね。
ヨガで呼吸にフォーカスして頭を空にすることが、副交感神経を活性化させて病気に負けない強いからだを作る、ということがからだを通して理解できたレッスンでした。