よく噛むことは人生を楽しむこと

ブレインジムの応用コース「クリエイティブビジョン」の内容を振り返っています。

 

テキストによると、消化に関するチェックポイントがあり、目の健康と消化には関係があることがわかります。

 

年末にクラニオセイクラルセラピー(頭蓋仙骨療法)の仲間からセッションを受けた体験から、引き続き目と胃・消化の関係について紐解いていきます。

 

「クリエイティブビジョン」でOverfocus(過集中)になってしまう人のためのチェックポイントの一つとして、Assimilationポイントがあります。

 

過集中とは、リラックスできず常に力んでしまうこと、そして、Assimilationとは、消化・吸収という訳が一般的ですが、融合・同化という、混じりあって一つになる、という意味もあります。

 

関係するキーワードは、「周りとつながること」「経験し、楽しむこと」です。

 

これに影響する原始反射が「吸引反射」であり、舌と口が関係しています。

 

乳児の時期に舌と口が正しい位置にあり、正しく吸えることによって首の筋肉が発達し、胃経が安定し、からだのバランスが整い、両目で見て・両耳で聴くことができるようになります。

 

しかし、からだの構造上、もしくは発達段階に起きた何らかの出来事によって首の位置が不安定で、舌と口の発達が不十分であると、両目両耳、からだの両側を使うことが難しくなるだけでなく、あご周りの緊張によりコミュニケーションにも悪影響を及ぼします。

 

その結果「つながること」「楽しむこと」「表現すること」が難しくなってしまうのです。

 

さて、あご周りが緊張するということは、どういうことでしょうか。

 

この部位の骨は、なんと受胎して最初に形成される骨であり、そこで発生する緊張は無意識に生じている可能性が高いです。

 

すると、よく噛むことが難しくなり、先日ブログで書いたように食べ物だけでなく、感情や自分にとって害になるものまでも無意識に飲み込んでしまいがちになります。

 

 

 

 

先日受けたクラニオセイクラルセラピーのセッションでは、三叉神経をテーマに施術をしていただきました。

 

三叉神経はまさに噛むことに関係する神経で、脳神経の中で最も広範囲に広がっています。

 

頭蓋・仙骨に加えて三叉神経に対応する耳周りのポイントにやさしくタッチします。

 

施術後しばらくして感じたのは、三叉神経が支配している耳の上の側頭部が緊張していて、締め付けられるような感覚がありました。

 

この緊張を自力で緩めるのは非常に困難であり、たとえ一時的なストレスによって側頭部が緊張していたとしても、その背景にはからだの構造に起因する慢性的なストレスが影響している可能性があります。

 

ブレインジムのエクササイズを行ったり、ヘッドスパなどに行って頭部の筋肉をほぐすことは有効的ですが、それプラス根本的な部分にアプローチする手段としてクラニオセイクラルセラピーを受けてみられることをお勧めいたします。