以前、ブレインジムの上級コース「クリエイティブビジョン」のセッションの中から、「感情」の領域でのバランス調整についてご紹介しました。
今日は一風変わった名称の「パーソナルエコロジー」の領域についてご紹介します。
まずは前回もお話しした「クリエイティブビジョン」のセッションについておさらいすると・・・
「クリエイティブビジョン」は、ブレインジムの決定版「イン・デプス」コースをより肉付けした内容になっていて、「イン・デプス」のセッションに基づき、細かい手順に従ってバランス調整をしていきます。
からだや目の動きについて様々なチェックを行った後、4つの領域から1つを選び、その領域に関してバランス調整を行っていきます。
4つの領域とは、ゴールを達成するためにブロックとなっていて、改善が望まれるキーポイントとなる部分であり、その中の1つが「パーソナルエコロジー」の領域です。
さて、「パーソナルエコロジー」とは、簡単に言うと、体外環境・体内環境のことです。
エコロジーとは「生態系」という意味で、あらゆる生態系は良い方向にも、そうでない方向にもバランスを保とうとする特徴があります。
例えば、体内の神経系(脳)にストレスが蓄積されていると、そのストレス状態に適応するために心とからだの設定が形成され、維持されていきます。
ストレス反応の始まりが遺伝的なものであっても、人生のある時に直面したトラウマ的出来事であっても、一旦潜在意識がそう解釈すると外の環境はいつも危険に感じられるようになり、体内では闘争・迷走反応が繰り広げられます。
自律神経系では交感神経が優位になり、筋肉が収縮し、呼吸が速くなります。
行動パターンとしてはストレスで過食になったり、買い物や何かに依存する行動をするかもしれません。
脳は行動パターンを変えることを嫌うので、なかなか変えることができません。
このとき、からだを取り巻くエネルギーフィールドは肉体とずれてしまう現象が起きていて、以下のような状況に陥りがちになります。
・意識が今ここに存在せず、グラウンディングやバランスの維持が難しい
・免疫系が不安定になる(肉体面)
・自尊心・自己価値・自身の低下、他人の承認を必要とする(精神面)
・ポジティブな感情を感じられない、感情表現が難しい(感情面)
このように、あらゆる外の現象と中の現象は連動していて、それを変化させるには大きなきっかけが必要になりますが、この領域が選ばれたとき実は深いレベルでの変化を起こす準備ができている、ということになります。
変化させる事柄は食事や姿勢、目の使い方、日常生活の習慣など簡単にできることから、普段意識していないネガティブな思考パターンまでいろいろあります。
何を変化させればよいか明らかにして気づきをもたらすことで、エネルギーフィールドに変化を起こし、思考と感情とからだが目指す方向が一致する状態を目指していきます。
私は乳がんを宣告された時期に偶然「クリエイティブビジョン」の講座を受講していたことから、目の使い方、動きを意識するだけで、自分のものの見方がより自分軸になり、ストレスの多い状況を自分なりに乗り越える力が授かったことを実感しました。
また、栄養に気を使ったり、運動を始めるなど新しい習慣を取り入れたことによって自分のからだに意識が向き、直感を受け取りやすくなったように感じています。
この領域はテーマが大きいためとっつきにくい印象がありますが、何か一つ日常の小さなことを変えていくだけで、少しずつ自分が変化する可能性が高いです。
何をどう変えたらよいかわからない、最初のきっかけが欲しいという方に、ブレインジムの「クリエイティブビジョン」のセッションはおすすめです。