昨日は3か月ぶりの乳がんの診察日でした。
3か月前、最初に受診した手術を受けるなら安心だとお墨付きの都内有数のA病院ではなく、話をじっくり聞いてくださる先生がいるB病院に受診して、ここに通うことを決めていました。
けれども、その後自分の中でこの方針でよいのか不安が襲ってきて、健康によい暮らしを続けつつも3か月後の診察日が来るのが内心怖く感じていました。
というのは、最初にB病院の先生にお話を伺った際は、まだセカンドオピニオンの位置づけでした。
そのため、B病院の先生は割と客観的な立場で私の話を聞いてくださり、意見を述べてくださいました。
しかし、その後A病院で手術を受けるのではなく、B病院でお世話になることを決め、年末に再検査を受けた際、B病院の先生はやはり手術前提でお話をされました。
そして、すぐには手術を受けたくない、という私に対して、手術をすれば完治するとわかっているのにどうしてですか、治療したくないのならなぜ検査を受けたのですか、と疑問を持たれました。
私は定期的に乳がん検診を受けていたけれど、何か見つかったらすぐに手術をするのが標準治療で、受けない場合フォローしてくれる病院がないのなら、検査を受けない方がよかったと率直な意見を述べました。
診察室を出る際、B病院の先生は「病院にはちゃんと来てね」と優しい言葉をかけてくださいましたが、私はB病院の先生も本質的にはA病院と同じならA病院に通った方がよいのではないか、と不安になりました。
そして、信頼していたB病院の先生にも同じ話をされるのなら、もう病院には通いたくないと思いました。
そして年末年始の間、何となく気分が塞いで、いつもこの問題が頭の中にあったように思います。
気分が晴れるきっかけになったのは、年明けにキネシオロジーのHuman Blueprintのコースのテキストを読み、この問題にぴったりなアファメーションを見つけたことでした。
Human Blueprintのコースは、私たちが家系的・社会的に引き継いでいる問題をあらゆる角度で明らかにし、潜在意識を適切なものに塗り替えていくものですが、その中に100種類以上にわたるアファメーションがありました。
私は以下のアファメーションを選びました。中でも★印のものを優先としました。
まず、治ることに関して・・・
- It is safe to heal. (治ることは安全なことです)
- I can and will heal. (私は治るし治せます)
- I am free from all resistance to healing. (私は治ることへのあらゆる抵抗から自由になります)
→なぜ病気になったのか、そこには何か抵抗があるかもしれません。
選択し、決断することに関して・・・
- I am free to make my own choices. (私は自由に選択します)
- I can discern what is best for me. (私は自分にとって最適なことがわかります)
- I am free to explore other methods of healing.(私は治るための他の手段を自由に探求します)★
→これに相反する言葉としてDoctor knows the best.(ドクターは最適なものを知っている)というのがありました。
次に自分の心が楽になる言葉を選びました。
- I free myself from limitation.(私は限界から自由になります)
- I am free from inner struggle.(私は内なる葛藤から自由になります)
その他、自分を励ますような言葉たち・・・
- I deserve the best in life. (私は人生で最適なものを受け取る価値があります)
- Life flows beautifully and easily.(人生は楽に美しく流れていきます)
- We can all move forward together with joy.(私たちは喜びを持って一緒に前に進めます)★
→この言葉を選んだのは、自分の思う方向に進むことで人生が変わっていくことが怖いと思っているから、病気になって抵抗しているのではないかと考えたからです。
このアファメーションを唱えながら、ブレインジムのバランス調整を行ったところ、気持ちが楽になったことを覚えています。
後日私が病院で受けたストレスについてイタリア人ヨガインストラクターPさんに話したところ、Pさんもかつて治療方針について担当医の先生と議論した経験があり、同じことを感じたことがあると話していました。
だからといって病院に通うことを止めるわけにもいかないので、ヨガをして自分軸を強く保つように心がけてきたそうです。
その後私は自分が信じる健康に良い生活を続け、何か感情的になったり方向について迷いが出た際には、私の乳がんはどうすればよいと思っているか自分に問いかけてきました。
そして、次第に精神的にも安定するようになり、昨日は特に大きなストレスを感じずに病院に行くことができました。
検査の結果は前回と変わらず、がんがなくなったわけではありませんが、私は病気と共に生き、病気に耳を傾けることによって自分を裏切らない生き方をしていきたいと思っています。
そして、ご自身の本音とは異なった意見を持つ私の診察を快く引き受けてくださったB病院の先生に心から感謝してこれからも通い続けようと思っています。
Doctor knows the best.(ドクターは最適なものを知っている)に堂々とNoと言える人がどれだけいるでしょうか。
お医者さんは長年多くの症例を見ていて、医学的根拠を持って治療方針のお話をされます。
それは多くの場合正しいし、耳を傾けないといけません。自己判断に偏って手遅れになってはいけません。
しかし、お医者さんの意見を何も考えずに絶対正しいと受け入れることが自分にとって最適なのか、考える必要もあると思います。
実際のところ、医学的知識を持つ先生に対して、自分が信じることを伝えることは病気になって精神的に弱い立場にある患者にとってとても難しいことです。
お医者さんにとっても医学的に正しいことを行わないことは、時にご自身の立場を危うくする可能性があると、先日山崎先生のご著書を読んで思いました。
この問題はきっと権威に対する問題につながっているのだと思います。自分の人生を外の権威に委ねるのか、自分の権威を信じるのか。
乳がんになったことは悲しいけれど、そこから私は多くを学び、何よりB病院の先生に出会うことができて私は幸せです。
皆さんもご自分を大切に、そしてその思いを理解してくださる先生に出会うことができますように。