動けないときには、クラニオセイクラルセラピーで脳をゆるめる

昨日、整体の先生に診ていただいて、自分の中で恐怖の感情が広がって思考優位になって動けなくなっていることに気づきました。

 

思えば最近梅雨が始まり、思考が滞りぐるぐると回っているような気がしていました。

 

昨日固まっていると言われた頸椎2番は環境の変化を察知するところで、自律神経に関係があるそうです。

 

やはりこの時期こそ脳を柔らかくして思考を解放することが大切なのだと思いました。

 

これに関連して、今日はクラニオセイクラルセラピー(頭蓋仙骨療法)についてご紹介したいと思います。

 

私がクラニオセイクラルセラピーを学んだのは、オーラソーマのティーチャーの方からで、香りを使ったスピリチュアル的アプローチを習いました。

 

そのため、頭蓋や仙骨の詰まりを解放したり、脳脊髄液の流れをよくするというボディセラピーとしての意義よりも、五感を活性化してより意識を高めることやハートを広げることによる、感情的な解放感を体感していました。

 

コース後に大きめの好転反応が起き、それまで混乱していた方向性が定まり始めたきっかけとなりました。

 

長い間眠っていたトラウマ的なものが解放されたことにより、新しい展開を受け入れ、行動することができるようになったのかもしれません。

 

その後、ブレインジムを勉強するようになって、頭蓋や仙骨のことをテキストでちらほら見かけるようになりました。

 

ブレインジムの上級コース「In depth(インデプス)」では、7つの次元からバランスを整えていきますが、その1つに「頭蓋」の次元があります。

 

頭蓋骨は呼吸に合わせて一定のリズムで伸び縮みをする動きを繰り返しています。

 

このリズムが穏やかで一定である時、自然な自己表現ができるものですが、その動きが以下に挙げるような理由からブロックされる反射が起きることがあります。

 

・からだの構造上のバランスの乱れ(歯並び、頭の傷、骨盤の緊張)

 

・表現の抑圧に結びついている精神的・感情的要因

 

表現は主に言葉によるコミュニケーションに関係し、失敗する恐怖感が強いと動きがブロックされてしまいます。

 

頭蓋のメタファー(たとえ)には、自己表現の他にも、咀嚼することとの関連から、受容すること、滋養すること、広がること、などあります。

 

この反対が、コントロールすること、拒絶することになるでしょう。

 

動きが抑制されると、脳脊髄液の循環が滞り、そこに走る中枢神経の働きにも影響が及びます。

 

この頭蓋の動きが抑制されているかをチェックする方法の一つが顎関節症、つまり顎回りに緊張があるかです。

 

肩と腰の動きがつながっていて、体幹がしっかりしていれば骨格も安定して動くことができますが、不安定な状態だと安定させるために顎や手に強い力をかけることが必要になります。

 

目をつぶってまっすぐ歩けなかった人が、握りこぶしを作ったり、奥歯を噛みしめたりすると、まっすぐ歩けるようになるのを見て、顎関節症や頭蓋の動きの抑制も必要があって起きている、つまり、根本の原因(体幹が不安定なこと、その大元に感情的要因があること)を守るために起きているのだとわかりました。

 

そう考えるとどんな状態もその時必要があって起きていると言えるのですが、このブロックを外したかったら、やはり少しずつ感情的要因(恐怖感など)を解放していく必要があります。

 

それはとてもストレスがかかることなので、オーラソーマの香りを使ってリラックスした環境の中で、ゆったりと骨盤や頭蓋の動きを調整していくクラニオセイクラルセラピーはとても優しい施術だと思っています。

 

トラウマやネガティブな感情を解放する、と意気込まなくても、まずはリラックスして身を委ねる、という気持ちで受けていただけたらと思っています。