今年は何やら予測不能な変化が多そうに感じられます。こんな時こそ、何を目指しどこに向かいたいか、思い描くことが大切なように思います。
では、引き寄せたい未来を手に入れるために、「感情を整え、未来を視覚化すること」へどうアプローチするか、当サロンから新しい方法をご提案します。
それは、自分自身へのお手入れを楽しむことです。これはシンプルですが、私にとって最近気づいた大発見なのです。
きっかけは年末にほくろを切除したこと。メスを入れた部分にははっきりとした傷が残っています。
徐々に薄くなることが予想されるものの、しばらくは時間がかかると手術前から伝えられていました。
皮膚科の先生からは、傷をしっかり塞ぐためにテーピングに励むよう言われていますが、私はこれを聞いて驚いたのは、傷をケアするためにテーピング以外の方法は提示されないのだということでした。
医学的には感染が起きずに傷が塞がればよし、ということかもしれませんが、顔に傷がついた以上、目立たなくしたいと思うのは当然のことです。
これまでは自然派の化粧品を使っていただけでお手入れに励むほどではなかった私ですが、意識を変え、美容に気を配る生活が始まりました。
まずは、顔全体の保湿と血行促進を徹底することにしました。
ちょうどほくろの切除前にコスモフェイシャルのトリートメントを受けに行った時、肌が乾燥気味であること、乾燥を防ぐためにオイルでカバーするとよいことを勧められていました。
そこで、ニールズヤードのワイルドローズ・ビューティーバームで癒される香りを感じながらお手入れすること、時間がある時にはストーンを使ってマッサージすることが至福の時間となりました。
次に、からだのお手入れも熱心にするようになりました。
もともとのきっかけは、現在メニュー準備中のコスモフェイシャルの商材を探していたことです。
ニールズヤードに加えて、エッセンシャルオイルで有名なヤングリヴィング社のカタログを見ていたところ、ブレンドされたオイルがいくつか気になりました。
その中でまず試してみたのが、「アクセプタンス」(受容)という名前のエッセンシャルオイルです。
成分は以下の通り、お花の甘い香りがするオイルがたくさん含まれています。
コリアンダー、ゼラニウム、ベルガモット、フランキンセンス、ハワイアンサンダルウッド、ネロリ、イランイラン、ブルーサイプレス、ダヴァナ、カフィアライム、ジャスミン、ジャーマンカモミール、ブルータンジー、ローズ、グレープフルーツ、タンジェリン、スペアミント、レモン、オコテア
このエッセンシャルオイルをマッサージ用のオイルに混ぜて、寝る前に胸と手にマッサージしています。
胸のマッサージと聞いて驚かれるでしょうか。
私も初めはびっくりしたものですが、エステティックの世界では胸のマッサージがよく行われていて、これがとても気持ちがよいのです。
オイルの甘い香りを吸い込んでから、ゆっくりと胸と手にマッサージすると、ハートが軽くなっていくのが感じられます。
ずっと前にエステティシャンを目指して美容学校で学んでいた頃、美容の世界に長く身を置き、ものすごく美容意識の高い人たちに囲まれていました。
それまでオフィスワークをしていた私はちょっと気後れしてしまい、話についていけないことも多々ありました。
思い返せば、当時の仲間たちは、難しいことを考えずにただきれいになりたくて様々な化粧品を楽しんで使っていました。
「楽しむこと」「香りで癒され気持ちよく感じること」その一心でお手入れを続けることで、見た目が美しくなるだけでなく、感情面も美しく浄化されていくような気がします。
さらに、このお手入れにブレインジムの視点を加えることで、楽しむことプラスアルファの効果を期待しています。
フェイシャルトリートメントでマッサージされて気持ちがよいと感じるポイントは目の周りなどいくつかあり、このポイントは大体が経絡のツボと一致します。
例えば目の際にある攅竹というツボは、目から後頭部~背中~脚~脚の小指まで長くつながる膀胱経のツボです。
ですから、攅竹を刺激すると目の疲れが取れ、目がぱっちりするだけでなく、腰や背中の緊張がほぐれることが期待できます。
さらに、膀胱経は恐怖の感情と関係するので、恐怖が解放されると勇気ある行動に近づけるかもしれません。
そしてブレインジムの中でも目に特化した「クリエイティブビジョン」のセッションでは、攅竹は「ビジュアライゼーション」のために刺激するポイントですので、引き寄せたい未来を視覚化しながら目の周りをマッサージしていきます。
お肌のお手入れで私の考える理想は、セルフケアを続けつつ、たまにプロの手を借りることです。
どんなに自分でお手入れしていても、フェイシャルトリートメントを受けている間の至福の時間はまた別物です。
一方で、どんなにプロの手を借りていても、それだけでは表面的な美しさは望めても、自分を慈しむことはできないかもしれません。
やはり自分で自分に手をかけてこそ、内側からの美しさが溢れ、心身の状態が整うように思います。
感情を浄化する、解放する、と難しいことを考えなくても、アロマの優しい香りを楽しみながら、自分をいたわるだけでよいのです。
そんな感じで、今年はまず自分自身のお手入れに励み、さらにお客さまご自身が美しく健康的でいらっしゃれるようお手伝いができたらと考えております。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。