前回ご紹介した通り、放射線治療中に瞑想&描きたい未来のイメージングを行っています。
毎日、病院に向かうまでの道のりで頭を空っぽにしながら歩いていると、その日イメージしたいテーマがふと頭に浮かんできます。
ある日の瞑想では豊かな生活のシンボルとして薔薇を思い描きました。
そして昨日は、病院の裏に立つ神社にそびえる楠が浮かんできました。
楠のご神木のように、グラウンディングして、太く強く生きていきたいと思いました。
治療台に横たわった自分が楠であるようなイメージをしていると、不思議と足から根が生え、腕から枝が生えているような気がしてきます。
枝の周りについたたくさんの葉の間には鳥たちが遊びに来ていて豊かさを感じます。
イメージの元になったのは、ラ・ストーン(ストーンセラピー)のワークショップで習った、ネイティブインディアンのワーク「グランドマザー・シザー(母なる大地・杉)」です。
今日は、この「グランドマザー・シザー」のワークのご紹介と、ヤングリヴィング社の精油「グラウンディング」についてご紹介します。
まず、「グランドマザー・シダー」について。
ラ・ストーンで習うワークは、自然と共に生活しているインディアンの人たちが、動植物など様々なテーマで実際に行っている内容をもとに、構成されています。
シダーとは杉のことです。地上に伸びた丈と同じだけの根を生やす頑丈な木で、どんな天候でも持ちこたえるくらい強い木です。
セッションでは、受ける人のからだが木であるかのように想定し、足の方に根、腕の方に枝葉をイメージして、石をからだの上へ、下へと動かしながら全身を飾っていくセッションです。
根を張るイメージをリアルに描くために、私が習った時はマッサージベッドではなく、床の上にうつ伏せになって行いました。
スピリチュアルなレベルでは、シダーは、感情を開き、マザーアース(母なる大地)のハートに誘ってくれる力があることから、感情的に疲弊している人、疲労感の大きい人、大きな変化を迎えている人によいとテキストには書かれています。
インディアンの人たちはシダーを神聖なものとして扱い、枝を燃やした時の香りを使って先祖や天と交信していました。
枝はファーザー・スカイ(父なる空)に向かって伸びていることから、シダーは天と地をつないでいるのです。
アイディアを下ろして現実化し、強く生きていく力を呼び起こすワークだと言えます。
次に、ヤングリヴィング社の精油「グラウンディング」についてご紹介します。
成分は、木の精油がメインです:ホワイトファー、ブラックスプルース、イランイラン、パイン、シダーウッド、アンゼリカ、ジュニパー
ヤング社のサイトには以下のように紹介されています:ネガティブな気持ちになりそうなとき、地に足を着けて、自分を見つめ直したいときにお勧めの香りです。
地に足がつくと、大地にサポートされている安心感が生まれます。
第一チャクラ(足、肉体)と第四チャクラ(ハート、感情)のつながりを強化してくれる香りなのだと感じます。
精油は、来年メニュー化を予定している陰陽五行「木」のスペシャルセッションで使用したいと思っておりますが、グラウンディングに効果的な足のリフレクソロジーのセッションで使用することも可能です。
私は放射線治療中に、地下深くに根を張って大空に伸びる楠のような強い自分を思い描きました。
そして、「自分が自分であること」を感じ、いつの間にか取り込んだ自分でない意識は足から地面に放出するイメージをしました。
実際に木に触れ意識を合わせた後でイメージすると、よりリアルにグラウンディングのイメージができるように思いました。
皆さんも、大きな木を見つけた時には、グラウンディングのイメージをしてみてくださいね。