冥王星が完全にみずがめ座入りする明日、約1か月間に及んだ私の放射線治療が終わります。
これまで毎回の治療時間に瞑想とイメージングを続けてきましたが、最後の4回になってちょっと様相が変わってきました。
実はこの4回の照射はこれまでと異なり、がんがあった部位限定で行っているのです。
そのため、照射の方法が変わり、時間もこれまでより短くなり、静かに瞑想するという雰囲気でもなくなったため、どうしようかと思っていました。
そんな中でイメージングも重要な局面に入りましたので、本日はその気づきをシェアします。
病院までの道のりで毎朝頭を空っぽに意識を広げながら歩いている様子を前回ご紹介しましたが、今週になって頭を空っぽにするよりも、ネガティブな意識が流れるようになりました。
例えば昨日は、思い描いた未来のイメージが実現していることを意識すると、何となく抵抗感が湧いてきて、手放しに喜べない心境がやってきました。
この抵抗感がずっとあったから願いは実現していなかったのだと思いました。
また今日は、そのイメージに関連して、過去に経験した出来事を思い出し当時のネガティブな感情が湧いてきました。
もうその感情は二度と味わいたくないのです。
ただ、いつもの日常で感じるネガティブな意識とは違い、今は放射線治療に向かっている特殊な生活の中なので、ただその感情の存在を認識しながら病院までの道のりを歩いていきました。
そして、短い治療時間ではその感情を手放すことをイメージするほどの余裕もないのですが、治療が終わると、もはやネガティブな感情がどんなものだったか思い出せないほど過去のものになっていることに気付きました。
これまで過去の問題や感情に取りつかれた状態になっていたのが、一瞬にして吹き飛び楽になりました。
以前ブログで書いた、放射線治療を受ける裏目的=ネガティブな連鎖からの脱却が果たされたように思いました。
これに対する気づきを2点まとめます。
1) まずは、ポジティブを願った後にネガティブがやって来る現象の再発見です。
このことは昨年も経験していたのですが、当時はネガティブな感情に引っ張られてしまった時間が長かったように思います。
けれども、苫米地さんの本にも、ゴールは現状の外に立てることが重要で、新しいゴールが現状の外にある場合、初めは怖くなったり不安になる、と書かれていました。
現状のコンフォートゾーンにいながら別世界の未来を思い描いたことで、今まで実現できなかった時の感情や、それに伴うネガティブな思考がやって来るのは自然な現象であるのだと改めて思いました。
2) そして大事なことは、ネガティブがやってきたときの対処法です。
ネガティブな感情に呑み込まれてしまうと、いつものパターンの繰り返しになってしまいますが、今回はネガティブな感情の存在を認めるだけで深堀せずに手放すことができました。
以前、「感情」がテーマのキネシオロジーのクラスで講師の方がおっしゃっていたことを思い出します。
ある先生は、クラスで音叉を使ったデモを行いました。
デモは、モニターとなった方がご自分が幼少期からずっと思っていたことを話され、それを先生がただ黙って聞かれる時間が続き、最後に、その方に向かって音叉を鳴らしただけで終了しました。
その時先生がおっしゃっていたのは、あらゆる問題は、自分の思考と感情が作り出した幻想だから、直視すれば消えるということでした。
いつからそのパターンが始まったのか、これからどうなりたいか、からだで違和感を感じるところはどこか、それを見つめて雑念をクリアにするだけで、脳が自動的に問題を整理して答えを導き出す、というお話でした。
別の先生も、問題とは、過去ストレス下で感じた感情と現在の状況が脳の中で関連付けられてパターンが発生し、それにとらわれた状態であると話されていました。
そのとらわれた状態をただ愛を持って受け止めるだけで、問題とのつながりを切り、変化・変容を起こしていけるということでした。
きっと乳がんがあった部位には、これまでのパターン化した感情が化石のように染みついていたのではないかと思います。
そこに放射線をあてることで、一瞬にしてその感情がからだから離れていったことを思うと、病気になってこの治療を受けること自体、長年の問題を乗り越えるために自分自身が創造した、破壊と再生による解決策だったのかもしれないと思いました。
明日から本格的に始まる水瓶座冥王星時代が、これまでの制限や抑圧された感情を超えてこんな風にかろやかな日々になりますように!