昨日、都内にてウォーキングのマンツーマンレッスンを受けました。
昨年乳がんの治療を受けて以来、歩き方のバランスが崩れたように感じていて、今年は足腰を鍛えたり、きれいな歩き方を意識したいと思っていました。
ご指導いただいた先生は、精神性に重点を当てたウォーキングを実践されている方です。
当サロンでも大事にしております、自分軸、センタリング、自己表現の観点から非常に収穫の多い時間となりましたので、気づきを紹介いたします。
まずは、立ち方の基本について学びます。
お尻を締めて、膣を締めると、膝が伸びる。膝が伸びると、滞りが流れる。
また、下半身を男性性とみなし、地面から上がるエネルギーを意識して、ハートの辺りで留める。
同時に、上半身を女性性とみなし、天から下りてくるエネルギーを意識して、一部を丹田の辺りで留め、残りは不要なエネルギーとともに地中へ流す。
下半身は力強く、上半身は力を抜く。上半身と下半身の間、おへそ、ウエストの辺りがコアとなりからだを支える部分であり、横から見た時にこの部分がしっかり伸びるように意識する。
この考え方は、オーラソーマで学んだチャクラや目覚めのプロセス(まずグラウンディングして、足の下にあるアース・スターにつながると、頭の上にあるソウル・スターからブループリントのエネルギーが下りてきて、4.5チャクラに入る。上と下のエネルギーがつながり、おへその上のインカネーショナルスターが輝くとき、この世に生を受けた真の目的通り人生が展開する。)と一致していると思いました。
次に、実際にウォーキングの基礎となる足の動かし方を習います。
・片足のかかとから着地し、次に反対側の腰を上げて、腰から前に出る。
・同時に、着地している足の重心をかかとから、指の下のふくらみ、親指へゆっくりと動かす。
・最後に親指で強く踏み込み、足の付け根の筋肉が伸びていることを意識した状態で3秒ほど数えてから、ゆっくりと反対側の足を前に出し、かかとから着地する。
ポイントは、片足のみで着地している時間がとても長いということです。
私は早く反対側の足を出したくなってしまい、その時上半身は前のめりになっていました。
けれども、片足のみで着地している間、上半身は後ろに反るくらいのイメージで堂々とする余裕が必要で、ここが自己表現につながる部分かなと思いました。
着地する前の3秒の数え方も早くなってしまい、私は常に歩くことも行動することも急いでいることがよくわかりました。
指導してくださった先生によると、前のめりでせかせかする歩き方は、日本人特有だそうです。
欧米人はもっと堂々としていて言われなくても大股でゆっくり歩いていて、歩き方からも自分のペースを大切に行動していることがわかるそうです。
先生曰く、日本人は周りを気にして早く早くと倍速で行動するパターンが身についていて、自分のペースや限界を意識することがなく、普段から思考優位になっているとおっしゃっていて、私も自分の行動を顧みてその通りだな、と思いました。
放射線治療を受けに通院している間は、周りの景色を見ながらゆっくり歩いていて意識も広がっていたのに、日常に戻るとついいつものパターンが出てしまっているようです。
最後に、音楽に合わせて楽しく歩き、この日のレッスンは終了しました。
上半身は力を抜き、何も考えずただただ音楽を感じリズムに身を任せて歩くのは、とても爽快で幸せな時間でした。
ここで、歩く、ということをブレインジムの観点から振り返ってみます。
ブレインジムでは、脳の機能を、思考ー感情ー感覚の3つに分類します。
この分類をからだの動きで表すと、思考=左右の動き、感情=上下の動き、感覚=前後の動き、となります。
感情=上下の動きは、センタリング次元と表現され、歩くことは、この次元に当てはまります。
センタリング次元を代表する筋肉は「大胸筋」であり、乳がんの治療により直接的に影響を受けた部分です。
上下の動きとは、実際にからだを上へ、下へ動かすことであり、上半身と下半身のつながりも表します。
上半身と下半身が連携してからだをまっすぐに保てる時、遠くを見ることが可能になります。
そして周りの環境に心地よくつながり、リラックスして感情を保つことができます。
また、上半身を頭、下半身を足と考えると、思考と感情がつながり、心がわくわくするアイディアを行動に移すことができます。
よい姿勢を保ち、バランスよく歩くことが、自分軸を構築し、自分らしい人生を歩むための土台になることを改めて感じた一日でした。
今年も自分軸を意識して、自己実現し続けることをテーマとして掲げ、当サロンにお越しくださる方にベストなセッションをご提供できるよう、自分のからだと対話することを続けていきたいと思っています。
皆さまもご自身の歩き方や自分らしいペースを意識して、普段よりゆっくり歩かれてみてはいかがでしょうか。